ネガティブでも豆腐メンタルでも明るく楽しい人生送りたい人のブログ

ネガティブで豆腐メンタルで内向的で体も丈夫じゃないし病んでるけど楽しく元気な毎日を送りたいなーと思っています。読書(ビジネス本)も好きだし手帳も好きだしスピリチュアル的なことも好きだし、雑多なブログになりそうな予感です。

怒り(最近読んだ小説レビュー 3冊分)

もともと活字大好き小説大好きな私ですが、ここ数年はビジネス書みたいな本ばかり読んでいたのです。

が、最近になってまた小説を読んでみたら、やっぱり小説ってすごく良い。映画もいいけど、もっと「自分だけ」の別世界へ行けるような感覚が好きです。

また、ここ最近引き当てた本(本屋で適当に買った)がとてもよかったので、紹介したいと思います。

 

たまたまなのか、そういう本を求めていたのか、直近で読んだ3冊はどれも女性の静かな怒りみたいなものを感じた。世の中に対する怒り。

 

 

自画像 (双葉文庫)

自画像 (双葉文庫)

 

 本屋で見かけ、なんとなくの印象で買った本でしたが、読み始めたら途中からやめられなくなり、出かける予定が大幅に狂ってしまいました。(結局出かけるのやめた)

このお話は主人公の独白で始まります。雰囲気、ちょっと湊かなえさんぽいなと思った。

中学校の教室の重苦しい空気が伝わってきて、こっちまで息が詰まりそう。私は能天気で鈍感な中学生だったので、あんまりそういう経験はないんですが(クラス内のグループとかあんまり気にしないタイプ)それでも感覚が分かります。中学生って残酷です。てっきりそういった、いじめとか無視など暗い中学生活の話かなと思っていたら、話は思わぬ方向に進みます。ずっと主人公たちの怒りを感じて、自分もそばで見ているみたいに怒りを抱えるそんな小説です。

気持ち的にはほぼホラー。。

登場人物が本当にリアルで、気がつくとずぶずぶとこの本の世界に浸ってしまいます。

 

 

消滅世界 (河出文庫)

消滅世界 (河出文庫)

 

 この小説も素晴らしかった。個人的にはSF好きなのでライトSF好きな人はぜひ読んでほしい。

人々が人工授精で妊娠することが当たり前になった世界。セックスはもはや意味を持たず、ほとんどの人はその行為をしない。性別や家族という考え方がなくなる新しい世界。

結婚しないの?と言われ続けて世の中に怒りを覚えている私にとって、これが決して「明るい理想の未来」ではないとは思いつつも、どこか希望を感じてしまう部分もあった。

もしかしたら、ある意味、みんなが思う「幸せな人生」を強制されることに対しての怒りをこめた小説なんじゃないかと思ったのでした。

 

 

 

夏の裁断 (文春文庫 し 54-2)

夏の裁断 (文春文庫 し 54-2)

 

簡単に言うと 男に振り回される女性作家の話。

とにかく男にイライラした(私の怒りやんけ)

 これだけ感想雑で、すいません…